2018.3.28 納税課が舞台の漫画「ゼイチョー!」

最近増えている「お仕事系漫画」。
「重版出来!」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「家売るオンナ」など、
これまであまりスポットライトが当たる事がなかった種類のお仕事に
スポットライトを当てた物語は、どれもドラマ化されるほどの人気作になりました。

丁寧にその仕事内容、仕事をしていく上での葛藤などを描く事で、
今まで「その他大勢」でしかなかった人が主人公として輝く姿は、
不思議と読んでいる私たちにも達成感を感じさせてくれます。

そんなお仕事系漫画に、市役所の納税課が舞台の作品があるのをご存知ですか?。
タイトルは「ゼイチョー!〜納税課第三収納係」です。

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(via 講談社コミックプラス

幸野市役所納税課に配属された新人・百目鬼花子(どうめきはなこ)は、
クールな見た目とは裏腹に、お客の前で机にペンを突き刺すなど、
予測不能な行動が多いマイペースな職員。
そんな彼女と、脱力系チャラ男公務員・饗庭蒼一郎がペアを組み、
ワケあり滞納者と毎日本音で向かいあっていくという物語です。

花子の正式な職種名は徴税吏員(りいん)。
主な業務は納税処理と税金の滞納対策です。
未納者の経済状況を把握し、電話をかけ、自宅に訪問し、
時には財産も差し押さえて税金を納めてもらうように促すのが彼女の仕事。
ですが、なんと一巻の冒頭では彼女も幼い頃に母親の税金滞納で
財産の差し押さえにあっていた事が明かされています。
そんな経験をした彼女がなぜ、徴税吏員になったのか。
読んでいくうちにその理由が明かされていきます。

どんな仕事にも、理想と現実があり、
側から見るとどうしてこんなにひどい事を…と
思うような事でも、そこには必ず理由があります。
税金が好きな人はあまり居ないと思いますが、
このように漫画を通して自分とは違う立場の人の気持ちを知る事は
良い事なのではないでしょうか。

出版元の講談社のサイトでは、試し読みをすることができます。
気になった方は、是非読んでみてくださいね。

(via 講談社コミックプラス

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