2018.7.31 個人事業主の法人化、節税以外のメリットって?

特定の企業に帰属せず、自ら契約を交わす働き方の、フリーランス。
アメリカなどでは既にメジャーな働き方となっており、
アメリカ国内の労働調査では人口の約3割がフリーランスとして働いているのだとか。

日本でも「個人事業主」という呼び方で昔からあった働き方ですが、
WEBの登場により更にその数は増加、ここ数年で一気に一般的に認知された感があります。
現在、日本でのフリーランスの割合は約1割。
今後、まだまだ増え続けると考えられています。

さて、そんなフリーランスの方の中には、
利益も増えてきたし、そろそろ法人化しようかな…
と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大体、500〜700万円程度の利益が出ていれば法人化の目安と言われており、
その最大のメリットは「節税」と言われています。
しかし、それもケースバイケースではあります。
果たして「節税」以外に法人化のメリットはあるのでしょうか?

・仕事の幅が広がる
クライアントが大企業の場合、法人名義でないと仕事を受けられない、
という事があるようです。
実際に法人化したフリーランスの人の中には、
法人化する事で受けられる仕事を増やしたい!という方が多いようです。

・代表取締役の肩書きがつく
フリーランスの人の中には、仕事が多岐にわたっているため、
決まった肩書きをつけにくいという人が多くいらっしゃいます。
そのような場合、フリーランスだと名刺にやたらと沢山肩書きがついて
返って胡散臭くなってしまったり、また肩書きなしの名前のみの名刺になってしまったり。 「代表取締役」という肩書きがついているだけで、
相手に「しっかりしている」という印象を与える事が出来るのは事実かもしれません。

・単価をあげられる
フリーランスという言葉が一般的になってきたとはいえ、
やはりまだフリーランス=安い、というイメージがあるのは事実。
会社単位での値段・報酬交渉の方が、話がスムーズにいく事が多いようです。

こちらの記事では、実際に個人事業主歴4年目の方が、
法人化したあと感じた節税以外のメリットについて書かれています。
そして何よりもメリットがあるのはやはり「自分のやる気がアップする」という事だとも。
法人化してしまえば、会社を潰してはいけない!というプレッシャーもかかりますし、
様々な経費もかかってくるので、毎年利益を拡大していかなければ…という気持ちにもなると。
しかしこの感じ方に関しては、個人差がかなりあると思います。
例えば、プレッシャーに押しつぶされる事で良いものが作れなくなるタイプの
人も、もちろんいらっしゃると思います。
そのような人は法人化せず、フリーランスのままでいたほうが、
結果的には効率がよいということになるでしょう。
法人化しようかな?と現在考えていらっしゃる方は、
フリーランスと法人化、どちらが自分に合っているのか、
周りの方の体験などを参考に、よくよく比較してみる事をおすすめします。

(via 経営ハッカー

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