2017.12.6 「富裕層」とは?

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ここ数日、見かける機会が多かった会社員の増税についてのニュース。
「年収800万円」を超える会社員を増税—–ということで決着がついたようです。
政府は年収800万円超を「高所得者」とみなしたということになり、
これについて様々な議論が交わされています。

確かに、会社員全体で見た場合年収800万円超なのは僅か9%
この割合で見ると高所得者、とされるのも納得はいきます。
しかし実際の年収800万円の生活が余裕綽々かと言われると決してそうではなく、
特に都心部に住んでいたら、ただただ普通の生活しかできないのではないでしょうか。

高所得者、と聞くとなんとなく所謂「お金持ち」を想像してしまいますが、
私たちの想像の中の「お金持ち」は「高所得者」ではなく、
おそらく「富裕層」と呼ばれる人たちなのです。

人によって「富裕層」の概念には幅があります。
ですが、2016年8月~9月に野村総合研究所が全国の企業オーナーを対象に調査した
「NRI富裕層アンケート調査」の調査結果のレポートでは、
次のように分類されているようです 。

(1)超富裕層……純金融資産5 億円以上
(2)富裕層……純金融資産1 億円以上5 億円未満
(3)準富裕層……純金融資産5,000 万円以上1 億円未満
(4)アッパーマス層……純金融資産3,000 万円以上5,000 万円未満
(5)マス層……純金融資産3,000 万円未

ここでいう純金資産とは、保有する預貯金、株式、債券、投資信託などの
金融資産の合計額から負債を差し引いた額の事を指しています。
要するに「富裕層」と呼ばれる人たちは年収が多い事だけではなく、
資産がある事が大切になってくるのです。

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では、具体的に日本の富裕層にはどのような人がいるのでしょうか。
現在、日本には長者番付が公表されていないため、
公的な資料で富裕層がどのような人たちなのかを確認することはできません。
しかし、アメリカの経済紙「Forbes」では毎年長者番付が発表されており、
日本の長者番付も掲載されています。
ランキングは…

1位 ファーストリテイリング 柳井正氏(総資産が1兆8419億円)
2位 ソフトバンク 孫正義氏(1兆6837億円)
3位 サントリーホールディングス 佐治信忠氏(1兆3221億円)
4位 計測メーカー キーエンス創業者 滝崎武光氏(9379億円)
5位 楽天 三木谷浩史氏(6441億円)

となっています。
どの方も文句のつけようがない、桁違いのお金持ちですよね。
彼らは夢のようなお金持ちの生活を送っているのだろうな…とも思いますが、
きっと私たちには想像もできない程の苦しみも同時にあるのだろうなと思うと、
一概に羨ましい!とも言えないところ。
でも、できれば1日だけその生活を味わってみたいものですね。

(via ZUUonline)

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